【感想】サザン『おいしい葡萄の旅』千秋楽@日本武道館 その3

サザンオールスターズ『おいしい葡萄の旅』ツアーファイナルの本編の感想を数回に渡り書いていこうと思います。

もう終了したことなので問題無いと思いますが、以下ネタバレありです。

 

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オープニング3曲後、MCがあり、ニューアルバム『葡萄』のコーナーへ。

 

4 青春番外地

曲の雰囲気同様にあやしい感じ?の映像が。

ドームのときはここから座るお客さんが多かったのですが、今回はほとんど立ちっぱでしたね。

 

5 イヤな事だらけの世の中で

今年の1〜3月にやっていたドラマ「流星ワゴン」の主題歌でしたが、もうかなり昔のことのように感じました。

 

6 バラ色の人生

斎藤誠さんのギターと片山さんのキーボードがあってからのイントロ。

スマートフォンの画面のような映像演出はなかなか面白かったですね。ステージよりもずっとそっちを見ていました。好きなときに好きな場所を見れることがライブのいいところですよね。

2番のサビの「画面の中のロマンスにゃ」のところで桑田さんと原さんが画面分割で映ったところはなんかグッときましたね。

 

7 Missing Persons

なんかこの曲が音質の良い武道館で聴けてよかったなと思うんですよね。こもった感じになってしまうドームより、ギターの音なんかがクリアで体の芯まで震わすような響き?を感じました。

 

8 平和の鐘が鳴る

ここ武道館は3日前の8月15日に戦没者追悼式が行われた場所。終戦から70年のそんな時期にこの場所でこの曲を聴けるというのは、なにか特別な思いを感じます。

 

9 彼氏になりたくて

CDより若干テンポが速かった?バラードナンバーですが、桑田さんが楽しそうに歌っている姿が印象的でした。

 

10 はっぴいえんど

後ろの航海をイメージした映像がよかったですね。

毛ガニさんのコンガが心地よいこと。「勝手にシンドバッド」みたいに激しく叩くのもいいけど、こういうのもいいなぁと思いました。

 

11 天井桟敷の怪人

雰囲気が変わって「黄昏のビギン」。「雨に濡れてた 九段下駅」と替え歌になっていて歓声。

からの「天井桟敷の怪人」。そしてダンサー登場。ダンサーも近くて(当たり前ですが)迫力がありました。ほんとにホールとかに芝居を見に来た感じ?

 

12 ワイングラスに消えた恋

今回のライブの目玉の一つ。原坊のダンス。盛り上がりましたね。

桑田さんが後ろで指揮しているのもよく見えました。

 

ここでいったん『葡萄』コーナーは終了。

 

MC メンバー紹介

12曲演奏し、開演から1時間くらいたった頃でしょうか。2回目のMCとメンバー紹介。

ここ日本武道館は49年前にThe Beatlesが来日公演をしたロックの聖地。今年4月にはメンバーのポール・マッカートニーさんが49年ぶりに武道館公演を行ったのは記憶に新しいですね。余談ですが僕はそんなポールさんの来日公演を今年4月に見に行きました。武道館ではなく東京ドームでしたが。

ということでビートルズ風?にメンバー紹介がされました。

 

弘さんはリンゴを片手に「リンゴ・スターです」

関口さんは「ポール・マッカートニーです」

原さんは「ジョン・レノンの恋人、小野妹子です」

毛ガニさんは「ジョン・レノンです」そして「imagine」の伴奏が流れて「想像してください 毛ガニがサザンにいなかったら」みたいなことを言っていました。

 

これが見れただけでも武道館に来てよかったなんて思いましたね(笑)

そして桑田さんがせっかくだからやっちゃおうか的な感じで。

 

13 Help!!The Beatlesのカバー/1965)

ネットのライブレポートみたいな記事に「完コピ」なんて書いてありましたが、まさにその通り。コーラスも分厚く、桑田さん本人もおっしゃていましたが、ちゃんと練習してきたというか仕上がっていました。

今日はツアーファイナル、追加公演ということで今までと何か違うことやってくれるんじゃないかと思っていましたが、期待に応えてくれました!

Help!

Help!

 

さて、ここからは懐かしの選曲コーナーとのことです。

 

14 よどみ萎え、枯れて舞え(1984)

イントロのベースソロとシンセサイザーの不思議な感じの音?が印象的ですね。

メジャーな曲ではないと思うのですが、「You & Me ...(パンッ!)」や「chap, chap, chap」の手拍子もみんな揃っていて、これまた圧巻。

 

15 顔(1985)

これはリズムをとるのが難しいので、さすがに手拍子はなかったですね。

でも「うぉおお」とか「ヘイッ!」もまばらだったかな?

 

16 Happy Birthday(1985)

CDでは最後の部分を最初に持ってきて、このアレンジはなかなか好きですね。

もともとそんなに好きな曲ではなかったんですが、かなりライブで盛り上がる曲で好きになりました。

 

17 死体置場でロマンスを(1985)

 「T-Bone」ってとこは大盛り上がりですね。弘さんとか毛ガニさんとかカメラに向かってやってくれているところが好きですね。

間奏の毛ガニさんのソロもかっこよかったです。照明バチバチなって。

2番の出だしは替え歌でした。

「野沢毛ガニ 去年ついに還暦になっちまった だけどホラを吹くところはいつまでもなおらねぇ」

みたいな感じでしたね。

曲の終盤からダンサー2名登場。3番の前の関口さんのベースソロのときの絡み?も見どころでした。ダンサーと関口さんのテンションの差。

 

18 Computer Children(1985)

85年のアルバム「KAMAKURA」から4連続。

この曲の見どころはなんといってもレーザー。1階席の下と2階席の下に向けて発射されているので、1階スタンドは上下レーザーに挟まれ圧巻でした。距離もドームより近いので、「今そこから出てきました」みたいな新鮮な光線?を間近で見れました(笑)

曲としては間奏のコーラス、そしてブラスのクレッシェンドしながらのロングトーンがすばらしかった。こんな高い音をこんな長く出せて、さすがプロだと思いました(僕も中学のときトランペットをやっていたのでなんとなくわかります)。

 

OH! FRESH!! 〜ドクダミ・スパークのテーマ〜(2003)

さてここでスクリーンに夏の映像。ムクちゃんがゴクゴクとドクダミスパークを飲み、サザンメンバー5人が登場、というCM。

このツアーの1番好きなところかもしれません。 

 

ということで雰囲気が一気に夏になり、夏の歌のコーナーへ。

 

つづく。