【感想】サザン『おいしい葡萄の旅』千秋楽@日本武道館 その2

サザンオールスターズ『おいしい葡萄の旅』ツアーファイナルの本編の感想を数回に渡り書いていこうと思います。

今回はオープニング3曲についてです。

もう終了したことなので問題無いと思いますが、以下ネタバレありです。

 

 

18時、ほぼ定刻通りに注意事項のアナウンスがあり、真っ暗に!

東京ドーム2日間とWOWOWで放送された映像を2回観ているので、セットリストや演出もわかっているのですが、最終日とありステージの距離が近いとあり興奮MAX!!

みんなおひとりさまだというのに、なんだこの盛り上がりようは!

観客は1万2000人とのことですが、東京ドームの5万人よりすごい歓声というか熱気を感じました。恐るべし葡萄館。

 

スクリーンには『季節はめぐり愛媛県武道館からここ日本武道館へ いよいよ収穫祭のはじまりです』という感じの今までとは違う字幕が流れ、葡萄の蔦?が広がっていき、ライブのロゴが表示。地響きのような低音が響く中、再び会場は真っ暗に。

真っ暗の中ですが、ここでサザンのメンバー、サポートメンバーがステージに!!

ドーム公演のときはステージに登場するところは暗くてまったく見えなかったのに(アリーナ席の前の方は見えてたのかな)、1番後ろの席でもはっきりと姿を確認することができました。つまりどの席でも見えていたので、これまたすごい歓声。

 

1 Tarako(1984)

暗いままピアノのイントロ。おそらく今日来ているお客さんはかなりのファンなので(おひとりさまだし千秋楽だし)、このツアーの他の公演やWOWOWですでに観ている人が多かったと思います。セトリもわかっていてもやっぱり鳥肌モンです。

ドラムなどが入ったところで照明がつき、これまた盛り上がり。

それにしてもほんとに近い。表情もなんとなくわかるくらい。桑田さんはもちろん弘さんや毛ガニさんもよく見える。

というか音質がめちゃくちゃいい!時間差がほぼなくて、ライブハウスみたいな感じでした(行ったことないけど)。

 

この曲はシングルのみでアルバムに収録されておらず、幻のシングルなんて言われていたようなのですが、昨年末にiTunesで解禁され、入手しやすくなりましたね。ちなみに東京ドーム公演くらいだったかな?5月後半にはiTunesのランキングで80何位とかに入っていましたね。31年前のシングルなのに。それだけインパクトのある1曲目でしたね。

Tarako

Tarako

  

2 ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)(1984)

イントロの「ヘイッ!」ってところはものすごかった。みんな全力で拳を上げている。自分も恥ずかしいとか思う余裕もなく自然と力がこもっていた。なんかライブを「見ている」というより「参加している」感がものすごくてめちゃくちゃ楽しかった。

1番か2番か忘れたけど桑田さんが歌詞を間違えた時(間違えたというか“ありのまま気ままの※○☓■☆@〜”って感じ)も「うぉ〜〜ッ!!」って歓声がおきて、今日は「ヤバいライブ」になるなとこの時思いました(いい意味で)。 

  

3 ロックンロール・スーパーマン 〜Rock'n Roll Superman〜(2005)

サビでモニターが分割されてメンバー5人の顔が映るという演出、ここ好きなんですよね。離れて演奏している5人ですが、横一列に演奏している姿が映像で並ぶと、あぁサザンがここで演奏しているんだな、となんか改めて思うんですよね(笑)。もちろんサポートメンバーありきで演奏が成り立っているわけだけど、37年間いろいろとありながらもこうして5人そろってステージに立っているんだなとなんかしみじみ思っちゃうんですよね。

曲が明るいのでしみじみとはちょっと違うかもしれませんが、35周年の復活ライブの1曲目のYaYaで同じ演出(5分割の映像)があって、そのときに5年ぶりに5人そろった!とうるうるした思い出がきっかけでですね。

いずれにせよ5人が演奏する姿を一気に見ることができて好きなんです。縦5分割。

 

ということでかなり盛り上がったオープニング3曲。「Tarako」が1曲目ってのがしびれましたね。全部英語だしどことなく怪しい感じの曲調。以前桑田さんがラジオで「YOU」を1曲目にしようとも考えていたとおっしゃっていましたが、それだとだいぶ雰囲気が違っていた気がしますね。それはそれでいいとは思いますが、今回の「Tarako」はライブの1曲目としてだけでなく、葡萄の雰囲気にすごくあっていた気がします。

 

ドームのときはモニターが5つあり、中央がアニメーションなど演出が主で、両端がステージやメンバーの映像だったので、メンバーの顔などを見たいときはこちらに目を向けていましたが(肉眼じゃ到底見えないので)、今回は中央に1つだけ。なのでアップの映像がない曲もあるのですが、それがなくても問題ないくらい近いというか臨場感ありました。ほんとに生演奏を感じられました。

 

 

3曲だけでかなり盛り上がりましたが、ここでMCがあり、本題の『葡萄』コーナーへ。

 

つづく。